展示替えにつき休館中 *ミュージアムカフェは営業しています。詳細はこちら。

開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」

2020年1月18日[土] - 3月31日[火]

概要

美術館とは、「人間とはなにか」を、造形をとおして分かりやすく伝える装置です。人間は過去、数万年にわたって形をつくってきました。その途切れることのない連鎖が、現在や未来の私たちを生かしています。人は文学や音楽、演劇などでもすぐれた成果を残してきましたが、美術ほど、私たちがもつ能力と可能性を一望の下に直ちに感じることができる分野はないでしょう。創造という人間がもつ輝かしい力を、美術は私たちに教えてくれます。

休館中も収集活動を続けてきた石橋財団コレクションは、65年以上で約2,800点となりました。古代から21世紀までにわたる創造の軌跡は、みなさまに、美術家たちが造形を生み出す瞬間と立ち会う場をご提供できるものです。このたびの選りすぐりの約200点によって、今という時間が過去と未来をつなげ、人間の歴史を編んでいく営みにみなさまをお誘いします。

展覧会風景

開催概要

展覧会名

開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」

会期

2020年1月18日[土] - 3月31日[火]

開館時間

10:00 - 18:00(祝日を除く毎週金曜日は20:00まで/ 但し 3 月 20 日を除く)

休館日

月曜日(祝日にあたる 2 月 24 日は開館)、2 月 25 日[火]

主催

公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館

見どころ

新収蔵作品から約30点を初公開

石橋財団は美術館の休館中も積極的に作品収集に取り組み、コレクションの幅を広げています。 本展では新収蔵作品の中から、モリゾ、カサット、ボッチョーニ、カンディンスキー、ジャコメッティ、松本竣介などの作品を約30点初公開します。

コレクションへの新たな視点

「創造の体感」をテーマに、第1 部では近現代美術を一望し、第2 部では古今東西の美術を7 つのテーマで掘り下げます。 2つの異なる視点により、ブリヂストン美術館を代表する作品として長らく愛されてきたモネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソなどのコレクションに新たな光を当てます。

従来に無い鑑賞体験の提供

旧美術館の約2 倍の展示面積と最新機能の設備に加え、開放的な空間を創出し、現代的であたたかみのあるデザインを採用しました。 さらに日本古来の美術作品を展示するための部屋を新設し、古代から現代までの人間の創造の軌跡をたどります。

入館料 (税込)

ウェブ予約チケット 当日チケット(窓口販売)
一般 1,100円 1,500円
大学生
専門学校生
高校生
無料 要予約
入館時に学生証か生徒手帳をご提示ください。
予約枠には上限がありますので、上限に達した場合はご入館いただけません。
ウェブ予約をされない場合は「当日チケット」(一般)をご購入ください。
障がい者手帳をお持ちの方と
付き添いの方1名
無料 要予約
入館時に障がい者手帳をご提示ください
中学生
以下の方
無料 予約不要
*ウェブ予約チケット:各入館時間枠の終了 10 分前まで販売
*当日チケット:ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ販売

関連プログラム

土曜講座「アートの現場」

2020年1月18日[土] 「ブリヂストン美術館から、アーティゾン美術館へ」
石橋寬(アーティゾン美術館館長)、田畑多嘉司(同館クリエイティブディレクター)
2020年1月25日[土] 「アートと人のための空間」
米谷ひろし(デザイナー、有限会社トネリコ代表、多摩美術大学教授)
2020年2月1日[土] 「意識の発火 デザインからデザインまで」
廣村正彰(グラフィックデザイナー、廣村デザイン事務所代表)
2020年2月8日[土] 「ホモ・ピクトル・ムジカーリス — 描き音楽するヒト」
岩田誠(メディカルクリニック柿の木坂院長、東京女子医科大学名誉教授)
時間:14:00 - 15:30
開催場所:3階レクチャールーム

学芸員によるギャラリートーク

2020年8月28日[金] ギャラリートーク・オンライン「ジャム・セッション鴻池朋子展について」
賀川 恭子(アーティゾン美術館学芸員)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて会期中公開
2020年8月28日[金] ギャラリートーク・オンライン「Cosmo-Eggs|宇宙の卵展について」
原 小百合(アーティゾン美術館学芸員)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて会期中公開
2020年8月28日[金] ギャラリートーク・オンライン「特集コーナー展示 印象派の女性画家たち について」
新畑 泰秀(アーティゾン美術館学芸課長)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて公開中
2020年9月18日[金] ギャラリートーク・オンライン「新収蔵作品展示:パウル・クレー について」
島本 英明(アーティゾン美術館学芸員)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて公開中
2020年12月18日[金] ギャラリートーク・オンライン「琳派と印象派 印象派編」
賀川 恭子(アーティゾン美術館学芸員)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて会期中公開
2020年12月24日[木] ギャラリートーク・オンライン「琳派と印象派 琳派編」
平間 理香(アーティゾン美術館学芸担当課長)
*収録動画をアーティゾン美術館公式YouTubeにて会期中公開
2020年2月7日[金] 「開館記念展 について」
貝塚 健(アーティゾン美術館教育普及部長)
2020年2月21日[金] 「開館記念展 について」
上田 杏菜(アーティゾン美術館学芸員)
2021年11月5日[金] 「ジャム・セッション M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話展について」
時間:15:30-16:30 集合場所:6F展示室ロビー
担当:田所 夏子
2021年11月19日[金] 「開催中の展覧会のハイライト」
時間:18:30-19:30  集合場所:6F展示室ロビー
担当:江藤 祐子
2021年12月3日[金] 「印象派の友情物語について」
時間:15:30-16:30  集合場所:5F展示室ロビー
担当:賀川 恭子
2021年12月17日[金] 「石橋財団印象派コレクションについて」
時間:18:30-19:30  集合場所:5F展示室ロビー
担当:原 小百合
2022年1月7日[金] 「特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワインについて」
時間:15:30-16:30  集合場所:4F展示室ロビー
担当:黒澤美子
2022年4月1日[金] 「はじまりから、いま。1952-2022」展について
時間:15:30-16:30  集合場所:6F 展示室ロビー
担当:田所夏子
2022年5月6日[金] 「ジャム・セッション 写真と絵画」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6F展示室ロビー
担当:内海潤也
2022年5月20日[金] 「ピカソとミロの版画」展について
時間:18:30-19:30    集合場所:4F「ピカソとミロの版画」展 展示室
担当:江藤祐子
2022年6月3日[金] 「ジャム・セッション 写真と絵画」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6F展示室ロビー
担当:新畑泰秀
2022年6月17日[金] 「Transformation 越境から生まれるアート」展について
時間:18:30-19:30    集合場所:5F展示室ロビー
担当:島本英明
2022年7月1日[金] 「展示中の藤島武二について」
時間:15:30-16:30    集合場所:4F展示室ロビー
担当:細矢芳
2022年8月5日[金] 「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:伊藤絵里子
2022年8月19日[金] 「ジョージア朝からヴィクトリア朝のイギリス社会における都市と田園について(4Fコレクションと特集コーナー展示に絡めて)」

時間:18:30-19:30    集合場所:4階展示室ロビー
担当:原小百合
2022年9月2日[金] 「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:平間理香
2022年9月16日[金] 「石橋財団コレクション選」について
時間:18:30-19:30    集合場所:4階展示室ロビー
担当:内海潤也
2022年10月7日[金] 「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:田所夏子
2022年11月18日[金] 石橋財団コレクションと「Art in BOX」について
時間:18:30-19:30    集合場所:4階展示室ロビー
担当:新畑泰秀
2022年12月16日[金] 「石橋財団コレクション選」について
時間:18:30-19:30    集合場所:4階展示室ロビー
担当:平間理香
2022年12月2日[金] 「パリ・オペラ座」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:田所夏子
2023年1月6日[金] 「パリ・オペラ座」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:賀川恭子
2023年2月3日[金] 「パリ・オペラ座」展について
時間:15:30-16:10    集合・実施場所:3階レクチャールーム
担当:賀川恭子
*3階レクチャールームでのスライドトーク(先着70名)となります。
*2月3日(金)当日の入場券が必要です。
2023年1月20日[金] 「ヴェネツィア、東京、パリ: 水がつなぐ人とまち」
時間:18:30-19:30    集合場所:4階展示室ロビー(クリスチャン・ラウホ《勝利の女神》の前)
担当:貝塚 健
2023年3月3日[金] 「ダムタイプ|2022: remap」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:内海潤也
2023年3月17日[金] 「アートを楽しむー見る、感じる、学ぶ」展について
時間:18:30-19:30    集合場所:5階展示室ロビー
担当:細矢 芳
2023年4月7日[金] 「特集コーナー展示 画家の手紙」について
時間:15:30-16:30    集合場所:4階展示室ロビー
担当:伊藤絵里子
2023年4月21日[金] 「アートを楽しむー見る、感じる、学ぶ」展について(風景画を中心に)
時間:18:30-19:30    集合場所:5階展示室ロビー
担当:江藤祐子
2023年5月5日[金] 「ダムタイプ|2022: remap」展について
時間:15:30-16:30    集合場所:6階展示室ロビー
担当:内海潤也
参加費・申込み不要
*入場券が必要です。
*混雑状況により、3階レクチャールームでの講座に変更になる場合、または中止する場合があります。

作品

青木繁《海の幸》油彩・カンヴァス1904年

青木繁《海の幸》油彩・カンヴァス1904年

メアリー・カサット《日光浴(浴後)》油彩・カンヴァス1901年

メアリー・カサット《日光浴(浴後)》油彩・カンヴァス1901年

ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》油彩・カンヴァス1876年

ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》油彩・カンヴァス1876年

ウンベルト・ボッチョーニ《空間における連続性の唯一の形態》ブロンズ1913年(1972年鋳造)

ウンベルト・ボッチョーニ《空間における連続性の唯一の形態》ブロンズ1913年(1972年鋳造)

エドゥアール・マネ《自画像》油彩・カンヴァス1878-79年

エドゥアール・マネ《自画像》油彩・カンヴァス1878-79年

《洛中洛外図屏風》(部分)江戸時代

《洛中洛外図屏風》(部分)江戸時代

ヴァシリー・カンディンスキー 《自らが輝く》 油彩・カンヴァス1924年

ヴァシリー・カンディンスキー 《自らが輝く》 油彩・カンヴァス1924年

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