ジョルジュ・マチュー
《10番街》
1957年 油彩・カンヴァス
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 C4251
マチューはフランスの画家。ヴォルスらによる戦後の新しい抽象絵画に触発されて、色彩豊かな動感溢れるイメージによって、人々の感情に訴えかける叙情的な抽象画を実践しました。この作品は、マチューが1957年にニューヨークで行ったパフォーマンス「ニューヨーク、10月9日の3時間」で制作した14点のうちの1点です。マディソン・アヴェニューのリッツ・ホテルとして使われていた廃墟の地下において、画家は10月9日のたった3時間で一気に描き上げたといいます。赤を地に、黒を主体とした生気に満ちた筆致で描かれ、画面いっぱいに緊張感がみなぎっています。
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