拡大《絵画 2007年3月26日》

ピエール・スーラージュ

《絵画 2007年3月26日》

2007年  アクリル・カンヴァス

©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 C4251

スーラージュは戦後フランスの抽象画家です。その作品は黒で統一された画面と、筆触による材質感を特色としています。この作品においては、水平方向の複数の筆触のテクスチャーにより、光の当たり具合によって画面の表情が多様に変化するイメージを見る者に提示しています。画家自身は「私は常に黒を使って、大きな絵画を描いています。反射の表面のようです。そして、反射でありながらただの反射ではないのです。というのもある色に衝突した光は変化します。(……)そういう反射を、どう組み立てていくかが私の絵画なのです」と語っています。

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《絵画 2007年3月26日》