拡大《山中のドン・キホーテ》

オノレ・ドーミエ

《山中のドン・キホーテ》

1850年頃  油彩・板

ドーミエはリトグラフの技術を学び、政治風刺画や社会風刺画を発表しましたが、1848年頃から油彩画を手がけるようになります。セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に魅了されたドーミエは、油彩や水彩、デッサンによる一連の作品を残しました。17世紀初頭に書かれたこの小説は、19世紀のフランスで流行しており、ドーミエは1848年頃からこの本の仏訳に親しんでいたといいます。この作品では、槍と盾を持ち、白馬ロシナンテにまたがるドン・キホーテが中央に配され、ロバに乗ったサンチョ・パンサがその後ろに従っています。全体的に暗い画面の中で、鞍と馬の口元の赤が引き立ちます。

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