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ヘンリー・ムア
《横たわる人体》
1976年 ブロンズ
© The Henry Moore Foundation. All Rights Reserved, DACS & JASPAR 2026 / www.henry-moore.org C5311
20世紀イギリスの彫刻家ムアは、人体を基礎とした生命感溢れる抽象的な形態を追求したことで知られます。「横たわる人体」は、ムアが多種多様なヴァリエーションを展開して繰り返し制作した、トレード・マークともいうべき主題のひとつで、古代マヤ文明の石彫チャクモールから想を得たといわれています。この作品では、上半身をやや外側にねじり、遠くをうかがうような人体が表現されていますが、顔の表現は曖昧です。全体の輪郭は、山や大地の稜線を想起させ、個を超えた普遍的で永続すべき生命の形態が追求されています。

