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デイヴィッド・スミス
《8月の大鴉》
1960年 彩色されたスチール
スミスは戦後アメリカの彫刻家です。1929年にロシア出身の画家ジョン・D ・グラハムと出会い、西洋の新しい彫刻の動向に詳しい彼によってピカソやフリオ・ゴンザレスに倣った溶接彫刻へと導かれました。1933年に初めて鉄を使った彫刻の制作を開始。以後この素材と技法をもって西洋の彫刻の規範から逸脱した前衛的な立体表現を追求しました。1948年には鳥を主題とした「ロイヤル・バード」のシリーズに着手。1955年には大鴉のシリーズに取り組みました。この作品においては、形態は鴉の姿を残しつつも、断片化された部分の集合が抽象的な形態の美しさをたたえています。

