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モーリス・ド・ヴラマンク
《運河船》
1905-06年 油彩・カンヴァス
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 C5311
ファン・ゴッホの作品に感化され、鮮烈な色彩と粗々しいタッチで絵を描いたヴラマンクは、マティスやドランとともにフォーヴィスム運動を牽引した画家です。ドランとはパリ郊外のシャトゥーで共同アトリエを構えるほどの仲でした。この作品はそのアトリエ周辺の景色を描いたものでしょう。前景を大胆に横切る船の水平の動きと、後景に並ぶ工場群の煙突から上る煙の垂直の動きが、生き生きとした画面を構成しています。鮮やかな原色の併置や、下地を隠さない大らかな筆づかいが特徴のこの作品は、画家のフォーヴィスム期の好例です。


