


《デッサン(デュオ=デッサン)》 1939年、アルプ財団、ベルリン/ローラントシュヴェルト
ⓒ VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2024 C4772
テキスタイル・デザイナーとしてキャリアを開始し、緻密な幾何学的形態による構成を、絵画や室内空間へと領域を横断しつつ追求したゾフィー・トイバー=アルプ(1889‒1943)と、詩人としての顔をもちながら、偶然的に生まれる形態に基づき、コラージュやレリーフ、彫刻を制作したその夫、ジャン・アルプ(1886‒1966)。本展は、この20世紀前半を代表するアーティスト・カップルをめぐり、個々の創作活動を紹介するとともに、両者がそれぞれの制作に及ぼした影響やデュオでの協働制作の試みに目を向け、カップルというパートナーシップの上にいかなる創作の可能性を見出せるか、再考するものです。ドイツとフランスのアルプ財団をはじめとする国外のコレクションより、トイバー=アルプの作品45点、アルプの作品36点、そして、多様な様態からなる両者のコラボレーション作品7点、計88点余りを出品予定です。
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2025.03.03
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2025.03.01
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2025.02.28
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2025.02.25芸術新潮 2025年3月号「ふたりのアルプ、その軌跡」