エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる

2026年6月23日[火] - 10月4日[日]

概要

エットレ・ソットサス(1917-2007)は、20世紀イタリアデザインにおいて世界的に知られる巨匠です。1950年代からオリべッティ社やポルトロノーヴァ社のデザイナーとして数々の名作を生みだし、1981年には国際的なデザイナー集団「メンフィス」を結成して、しばしばポストモダンと評される革新的なデザインで一世を風靡しました。 ソットサスは過度な合理性の追求に疑念をもち、人々の生活に自由で生き生きとした感性を取り戻そうとしました。斬新でユーモアあふれるデザインによって、現代人の生活、人生、ひいては運命を明るく照らそうとしたのです。 近年、石橋財団では新たにデザイン分野の作品収集にも注力し、ソットサスの初期から晩年におよぶ100点を超えるコレクションを形成しました。本展はこれらの作品を一挙に公開する日本初のソットサスの大回顧展であり、また当館初のデザイン展です。

略歴

Photography Erik & Petra Hesmerg

エットレ・ソットサス

1917年オーストリア・インスブルック生まれ。建築家の父の仕事の関係でイタリア・トリノに移り住む。1939年にトリノ工科大学で建築学の学位を取得、第二次世界大戦従軍後、ミラノを拠点にデザイナー・建築家としての本格的なキャリアを開始。1950年代から60年代にかけてオリベッティ社やポルトロノーヴァ社のために名作デザインを次々に生み出し、その名を知らしめる。60年代後半には世界的な反体制の機運をうけた「ラディカル・デザイン」の潮流の只中で、東洋美術やポップアートなどに着想を得ながら極めて斬新な創作を行った。70年代前半にはミラノでの仕事を突如中断し、スペイン・カタルーニャ地方の荒野を放浪しながらコンセプチュアルな写真を撮影して過ごし、「デザイン」とは何かを哲学的に探求した。80年代には自身が発起人となって国際的なデザイナー集団「メンフィス」を結成、大胆な色彩と形態によるデザインの数々でセンセーションを巻き起こした。85年頃にメンフィスを離脱して以降も遊び心溢れる挑戦的なデザインをつくり続け、2007年に90歳で没した。生誕100周年の2017年には欧米の美術館を中心に大規模な回顧展が開催され、その評価はますます高まっている。

開催概要

展覧会名

エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる

会期

2026年6月23日[火] - 10月4日[日]

開館時間

10:00–18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日

主催

公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館

後援

在日イタリア大使館

会場

6階 展示室

同時開催

石橋財団コレクション選
瀧口修造 書くことと描くこと

入館料 (税込)

ウェブ予約チケット 窓口販売チケット
一般 1,200 円 1,500 円
大学生
専門学校生
高校生
無料 要ウェブ予約
入館時に学生証か生徒手帳をご提示ください。
障がい者手帳をお持ちの方と
付き添いの方1名
無料 予約不要
入館時に障がい者手帳をご提示ください。
中学生
以下の方
無料 予約不要
*ウェブ予約チケット:各入館時間枠の終了10分前まで販売。
*予約枠には上限があります。
*予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入いただけます。
*この料金で同時開催の展覧会を全てご覧いただけます。

作品

エットレ・ソットサス《カールトン》1981年(デザイン)/1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《カールトン》1981年(デザイン)/1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《二段組みのサイドボード(Model MS. 120)》1959年(デザイン)/ 1959年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《二段組みのサイドボード(Model MS. 120)》1959年(デザイン)/ 1959年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《ヴァレンタイン  ポータブル・タイプライター》1968年(デザイン)/ 1968年(製作:オリベッティ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《ヴァレンタイン ポータブル・タイプライター》1968年(デザイン)/ 1968年(製作:オリベッティ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《サイドボード(Model MS. 180)》 1959年(デザイン)/ 1959年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《サイドボード(Model MS. 180)》 1959年(デザイン)/ 1959年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《スーパーボックス(グリーン/グレー)》1966年(デザイン)/ 1968年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《スーパーボックス(グリーン/グレー)》1966年(デザイン)/ 1968年(製作:ポルトロノーヴァ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《オダリスク・トーテム》1964-66年(デザイン)/ 1986年(製作:ミラビリ・アルテ・ダビテール)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《オダリスク・トーテム》1964-66年(デザイン)/ 1986年(製作:ミラビリ・アルテ・ダビテール)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《トーテム・ドローイング》1964年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《トーテム・ドローイング》1964年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《トーテム・ドローイング》1964年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《トーテム・ドローイング》1964年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《カサブランカ》1981年(デザイン)/ 1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《カサブランカ》1981年(デザイン)/ 1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2025 C5248

エットレ・ソットサス《マラバール》1982年(デザイン)/ 1982年(製作:メンフィス・ミラノ、ビトッシ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《マラバール》1982年(デザイン)/ 1982年(製作:メンフィス・ミラノ、ビトッシ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《マンダリン・テーブル》1981年(デザイン)/1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《マンダリン・テーブル》1981年(デザイン)/1981年(製作:メンフィス・ミラノ)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《アルコー》1982年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《アルコー》1982年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《キャビネットNo. 71》2006年(デザイン)/ 2006年(製作:ギャラリー・モーマンス)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《キャビネットNo. 71》2006年(デザイン)/ 2006年(製作:ギャラリー・モーマンス)、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.4》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.4》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.15》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.15》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.16》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.16》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.17》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス《花瓶no.17》2006年、石橋財団アーティゾン美術館 © Erede Ettore Sottsass

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